腰痛や肩こりなどで、なぜ痛みが出るのでしょうか?
筋肉が収縮すると血管が圧迫され、血液の流れは低下し、老廃物(乳酸など)を発生させます。 筋肉が弛緩すると血管が拡がり、血液の流れは増加するので、 これにより老廃物を流し、老廃物を流すもの(酵素)をこの血液が運んでくるのです。 筋肉は縮んだり(収縮)、緩んだり(弛緩)を繰り返しています。
日頃の習慣・癖やPC仕事、デスクワークなどによる持続的な悪い姿勢や、精神的な不安・緊張があるとき、筋肉は持続的に収縮した状態になります。
筋肉が収縮したままになると・・・
- 局所の血液の流れが悪くなり、血液不足が起こり痛み物質がたまります。その結果、痛み物質の刺激により痛みが発生します。
- 老廃物を分解する酵素がなくなり、老廃物がたまります。その結果、老廃物の刺激により痛みが発生します。
この状態を改善するには・・・
鍼やマッサージで筋肉の持続的な収縮をとることです。鍼やマッサージをすることにより、筋肉が緩み血液の流れが増加し、痛み物質や老廃物を流し、痛みを軽減させます。
慢性的な症状の起こり方と、なぜ治りにくいの?
日頃の習慣・癖やPC仕事、デスクワークなどによる悪い姿勢を長く続けていると、体の一定の場所に負担(ストレス)がかかり、少しずつ筋肉にダメージが蓄積されていきます。その結果、筋肉が持続的に収縮した状態になり硬くなってしまいます。
はじめのうちは、なんとなくだるい、動かしづらいといった不快な感じだったものが、次第にはっきりした痛みに変わっていきます。たいていの人は「気のせい」「そのうち治るだろう」と軽くみて、症状を悪化させます。
*また、これをかばおうとしてほかの部分にも余分な負担をかけ、この負担が積み重なった部分に次の障害を起こすという悪循環を作りだすこともあります。
慢性的な症状(肩こり・腰痛など)は、それまでに長い時間をかけて微小な外傷(ストレス)が累積して起きたものなので、回復には時間がかかるんです。
この状態を改善するには・・・
- 鍼やマッサージで筋肉の持続的な収縮をとり、血液の流れを良くすることにより、筋肉のダメージを回復させることです。
- 日常生活や仕事中の姿勢の改善、運動、ストレッチなどをおこなうことです。