痛みが改善されるまでには患者さん一人一人に差があります。
それは、患者さん一人一人の感受性の違いにより、効果が現れるまでの時間が異なるからです。治療を続けていくと必ず少しずつですが効果が現れてくるので(身体が変わりかけているとき、人はその変化に気づきにくい)、自分で判断せずに気軽にご相談ください。
施術にあたって
- 施術にはすべて使い捨ての鍼(ディスポ鍼)を使っており、手指の消毒も十分に行っています。感染の心配はありません。
- 施術で痛みを感じる瞬間というのは、詰まっているところが開通するからです。鍼を刺したときの痛みは、必要な痛みであり正しい痛みなのです。痛みや不調を放置したままにすると、痛みを感じる感覚が鈍感になるからです。
- 鍼を刺すと『鍼感』・『ひびき』という身体に響き、ピクっとするような感じが出ることがあります。『鍼感』『ひびき』を鍼の刺激により出すことで、なかなか手では届かない奥の筋肉を緩めることができます。
- たまにですが鍼をした場所が内出血をおこす場合がありますが、1~2週間ほどで自然に消滅します。身体への悪影響はありませんので、ご心配しないで大丈夫です。
- 副作用はほとんどありませんが、たまに施術後にだるくなったり疲れやすかったり、マッサージでのもみ返しのような症状が出ることがありますが、それは鍼が効いている証拠なのであまり気にせずお風呂に入ったり、ゆっくり休んだりしてください。
ツボ(経穴)について
ツボは気のエネルギーが滞りやすい場所であり、心身の不調や痛み・コリなどがいち早く現れる場所でもあります。身体が発するSOSを素早くキャッチして知らせてくれます。
経穴を「駅」とすると、経絡は「線路」のようなものでツボとツボを結ぶルートです。経絡には始発も終点もあり、上下線(陰と陽)もあります。この経絡という線路上をスムーズに気が巡っているかどうかが健康を左右します。
一本の経絡上にはたくさんのツボがあり、ある症状に効くツボは一つとは限らず、一つのツボでいろいろなところに効果を与えることができます。なので、直接症状のあるところに鍼をする前に、たとえば腰につながっている足のツボや首につながっている腕のツボに鍼をすることもあります。初めて鍼を受けた方は症状と全然違う場所に鍼をするのでびっくりされる方もいらっしゃいます(笑)
自分でできること・・・
1.温める
・温めることにより、筋肉が緩み血管が拡がるので、血液の流れが良くなる
2.ストレッチや運動・筋肉トレーニング・ストレッチをする
・ストレッチをすることにより、筋肉が柔らかくなり、血液の流れが良くなる
・運動は、全身の筋肉を動かすので血液の流れが良くなる
・筋肉トレーニングは、血液を運ぶ力をUPさせ、血液の流れを良くするので、血液の流れが良くなる
3.ストレスを溜めない
・精神的ストレスがかかると、身体を活発にする神経(交感神経)が、出っ放しになり、交感神経の作用により血管を収縮させ、血液の流れが悪くなる
4.大きく深い息をする
・ストレスがあると人は、呼吸が浅く速くなり、それにより酸素不足を起こし、呼吸回数を増やし酸素不足を補おうとする。そうなると、呼吸を助けるために首の筋肉が必要以上に使われ筋肉疲労を起こす。これにより、血液の流れが悪くなり 老廃物が溜まり、痛みやコリの原因になる
・深く息をすることにより、身体をリラックスさせる神経(副交感神経)が刺激され、副交感神経の作用により血管が拡張し、血液の流れが良くなる